2025年9月10日

アナフィラキシーは、全身性に急速進行する重度のアレルギー反応です。抗原(食べ物、薬、動物、植物)に曝露後、数分から数時間以内に発症し、顔面・口唇・咽頭の腫脹、全身の蕁麻疹、咳・嗄声・喘鳴・呼吸困難、腹痛・嘔吐・下痢、意識障害、血圧低下などさまざまな症状が即座に出現します。放置してしまった場合は生命を脅かす可能性があり、すぐに受診ください。アドレナリンの投与、気管支拡張薬、抗ヒスタミン薬、ステロイドの投与により速やかに改善します。受診が間に合えば誰でも助かります。当院では救急対応も行なっており、例えその後病院搬送が必要な場合も、他の方の診察中であっても診察室で状態の転送・監視を行い、安定した状態で帰宅、もしくは搬送できるように対応しています。また、普段の生活に不安を感じる場合はアドレナリンの自己注射(エピペン)も当院では処方いたします。
怪しいなと思ったら、迷わず受診を!